海外FXとは!海外FXのメリット・デメリット!
海外FXとは
海外FX業者とは、海外に本社を持つFX業者の総称です。
国内FX業者は、日本の金融庁に登録した業者です。
日本の金融庁に登録しているので、信頼性は高いですが、レバレッジ規制や金商法など金融庁の定めるルールに従って運営する必要があります。
海外FX業者は、金融庁に登録していないので、国内では受けられない魅力的なサービスを提供しています。
金融庁に登録していないと少し不安に感じるかもしれませんが、日本以外の国でライセンスを取得して運営してる所が多いです。
例:XM⇒セーシェル共和国(FSA)、ThreeTrader⇒バヌアツ共和国(VFSC)、Tradeview⇒ケイマン諸島(CIMA)
また、国内業者と同じく信託保全している所も多いです。
海外FXのメリット・デメリット
海外FX業者を使うメリットとデメリットをまとめました。
メリット
ハイレバレッジでトレードできる
海外FX業者の最大の魅力は、ハイレバレッジ取引ができる点です。
国内FXでは日本の金融庁の規制により最大25倍までと制限されていますが、海外ではレバレッジの規制がありません。
そのため、最大で3000倍以上のハイレバレッジで取引できる業者もあります。
また、レバレッジが最大3000倍の口座だったとしても、ロット数を下げればレバレッジ25倍のトレードをすることも可能です。
つまり、少ない証拠金で低レバレッジのトレードをすることも可能です。
ゼロカットがある
海外FX業者の魅力のもう一つが、ゼロカットがあることです。
ゼロカットとは、ポジション保有中にレートが逆行し決済が間に合わず残高がマイナスになったとしても、そのマイナス分を補填してくれるシステムです。
そのため、突発的な動きで大損失を出してしまっても、借金を負うリスクを避けることが可能です。
例:2015年1月のスイスフランショック。瞬間的に1000pips以上も動き、国内FX業者でトレードしていた人の中には、数千万円の借金を負った人もいます。
NDD方式により透明性が高い
海外FX業者が採用しているNDD方式は、トレーダーの注文はインターバンク市場に直接流されます。
つまり、業者のディーラーが取引に関与することが不可能で、「レートずらし」などの取引操作が一切できないので透明性が高い取引環境といえます。
NDD方式は、トレーダーの勝ち負けは関係なく、スプレッドや取引手数料が利益となります。その為不正の心配もいりません。
一方、国内FX業者はDD方式を採用しています。
DD方式は利益相反取引で、「トレーダーが負ければ業者が儲かる」「トレーダーが勝てば業者が損する」ことから、業者は損しないように「レートずらし」などの取引操作を行うリスクがあるためおすすめできません。
ボーナスやキャンペーンが豊富
海外FX業者は、ボーナスやキャンペーンを積極的に開催しています。
口座開設ボーナスや入金ボーナスなど無料のトレード資金を積極的に提供しており、初心者でも安心してトレードを始めることができます。
MT4・MT5を使える
MT4・MT5は、世界で一番利用されているトレードツールです。
海外FX業者のほとんどがこのMT4やMT5を採用しています。
それに比べて、国内FX業者の中でMT4・MT5が使えるところは少ないです。
独自のトレードツールを使っているところが多いです。
デメリット
スプレッドが広い
海外FX業者は、国内FX業者と比較するとスプレッドが広くなっています。
また国内FX業者の「固定スプレッド制」と違い、海外FX業者のほとんどは「変動スプレッド制」を導入しています。
ですが、このデメリットは「キャッシュバックでコストダウン」することで国内FX業者と同等のスプレッドでトレードできると思います。
また、海外FX業者は国内業者よりも約定力が高く滑りません。
税制が不利
分離課税となる国内FXでは、所得に関わらず税率は「所得税15%、復興特別所得税0.315%、地方税5%、計20.315%」の固定です。
一方、海外FXが適用される総合課税では、「住民税は一律10%ですが、所得税は所得に応じて5%から45%まで7段階」の累進課税になっています。
所得額 | 所得税率 | 控除額 | 住民税 |
---|---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 | 10% |
195万円を超え330万円以下 | 10% | 9万7,500円 | 10% |
330万円を超え695万円以下 | 20% | 42万7,500円 | 10% |
695万円を超え900万円以下 | 23% | 63万6,000円 | 10% |
900万円を超え1,800万円以下 | 33% | 153万6,000円 | 10% |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 279万6,000円 | 10% |
4,000万円超え | 45% | 479万6,000円 | 10% |
海外FXを含めた所得金額が330万円以上の場合は、海外FX業者で取引すると税率的に不利になります。
逆に、海外FXを含めた所得金額が330万円以下の場合は、所得税率と住民税率合わせても20%程度で収まります。
このような方の場合は、海外FX業者で取引した方が税率的にも多少有利になります。
国内業者も海外業者もメリットやデメリットがあります。
私は、ハイレバレッジとゼロカットに魅力を感じてずっと海外FX業者でトレードしています。
皆さんもメリットやデメリットを踏まえた上で、国内FX業者と海外FX業者のどちらで取引をするか決めるといいでしょう。
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